Accessフォーム作成

データ入力のフォーム作成_1

 フォームはデータを入力したり、入力されたデータを見やすく表示したりするために使用されます。

 データ保管のテーブルに直接データを入力していく方法もあります。
自分が入力し、自分しか使わないデータベースシステムならそれでもかまいませんが、汎用性を持たせ仕事用としてのシステムとして作りたいとするならば、お勧めする方法とは言えません。

 データを入力するためのフォームを作り、そこで入力されたデータをそのデータ用のテーブルに保存する方法が本来あるべき姿といえます。

そして一旦入力したデータを修正したり削除したりすることを考え、別途その為の「修正・削除フォーム」作成の解説もしてまいります。

デザインビューからフォームを作成

 データを入力するためのフォームを「デザインビュー」を使って作成していきます。

「作成」から「フォームデザイン」をクリックします。
「フォーム1」が表示されます。
このままでは小さいので、右端にマウスをあて、左クリックしたまま右へ移動します。
右にはプロパティシートがありますが、気にせず移動しモニターの幅くらいに広げてください。
下方向へも同様に広げます。
これでフォームを作る土台ができました。
次に右のプロパティ画面でこのフォームの機能設定をします。

上部「プロパティシート」の下に「選択の種類:フォーム」になっていることを確認してください。フォームになっていなければ、すぐ下のコンボでフォームを選択してください。

 次に「書式」を選択します。
中ごろに「レコードセレクタ」があります。これを「いいえ」に変えます。
その下の「移動ボタン」も「いいえ」に変更します。
この両者は使いません。

その数行下に「スクロールバー」があります。
「水平/垂直」から「なし」に変更します。
こうすることにより画面は右にも下にも移動できなくなります。
フォーム自体が大きくなるときは、必要に応じ「水平のみ」「垂直のみ」「水平/垂直」の選択をしますが、できるだけフォーム画面はスクロールしない方が実務上は使いやすいです。だだし絶対ではありませんので、状況に応じ判断するようにしてください。

コントロールの配置

「コントロール」とは、フォーム上でデータの文字を入力したり表示したりする「テキストボックス」や選択肢からデータを選んで入力する「コンボボックス」、「ボタン」「ラベル」など便利な、いわば用具のことです。

まずは前回のテーブル作成で作った「TB_顧客台帳」に基づき、これらのデータを入力するためのコントロールをフォーム上に配置していきます。

上の「デザイン」をクリックしてください。
「コントロール」が表示されます。最初は8個くらいしか表示されませんので、右にある下向き矢印をクリックしてください。
全てのコントロールが表示されました。
必要に応じ必要なコントロールを使いますが、「テキストボックス」「ラベル」「ボタン」は一番多く使われるコントロールです。
まずはここを使えるように慣れてください。

最初にこのフォームのタイトルをフォーム上に書き入れる処理です。
コントロールの「Aa」とある「ラベル」をクリックしてください。
そしてフォーム上の適当なところでもう一度クリックしてください。
カーソルが点滅しますので、そこで「新規顧客の登録」と打ち込みます。

これでは文字が小さくタイトルらしくありませんよね。
そこで右の「プロパティシート」を見てください。選択の種類は「ラベル(ラベル1)」になっています。

フォントサイス 14
フォントの太さ  超極太

に変更します。
文字が全て現れるようにラベルの大きさを調整してください。
文字色の変更(「前景色」を変更)もできますが、色変更は最後にまとめて行います。
このタイトルのラベルはフォーム上の左上の適当な場所に移動してください。

この時このタイトルラベルはフォーム上の「詳細」にあり、「ページヘッダー」にはなにもない状態ですが、このラベルは「ページヘッダー」に移動してもいいですが、今回はこのままにしておきます。

次にデータ入力のためのテキストボックスの設定・配置を行います。
コントロールの「テキストボックス」をクリックします。
フォーム上でマウスを左クリックしながら適当な四角を書いてください。
大きさは後でいかようにも変更できますので気にしないでOKです。いづれどのくらいの大きさが適当か慣れてわかってきます。

このとき「テキスト ボックスウィザード」が表示されます。
これはこのテキストボックスの詳細を決めるためのものですが、プロパティシートの簡略版みたいなものですので、「キャンセル」して消してください。今後慣れればこれも使うようにしてください。

フォーム上のテキストボックスには「非連結」の文字があります。
まずはこのボックスの高さを調整します。
プロパティシートの「高さ」を 0.75cmにしてください。0.751cmとなるかもしれませんが、それはそれでOKです。

次に「非連結」の文字が少し上すぎますので、プロパティシートの中段より少し下の「上余白」を「0.071cm」にしてみてください。
おおよそ真ん中に文字が収まると思います。

次にテキストボックスの左に「テキスト1」とありますが、ここにカーソルを合わせ、プロパティシートの「表題」に「顧客CODE」と入力してください。
これでこのテキストボックスには「顧客CODE」を入力することを意味することになります。
ただ少しテキストボックスと離れていますよね。「顧客CODE」の左上の■をマウスで左クリックしたまま適当な位置まで移動します。文字色も薄いようでしたら、二つとも選択した状態で、プロパティシートの「前景色」の「・・・」から黒を選択してください。さらに「氏名」などあと9個のテキストボックスが必要ですが、一つ一つを上記のように作成するのは大変です。
よってこの「非連結」を選択した状態で、マウスを右クリックし「コピー(C)」をクリックします。
さらに右クリックし、「貼り付け(P)」を9回繰り返してください。
下記のようになります。
 ここでそれぞれのテキストボックスのタイトル変更をするために、プロパティシートの「表題」を変更します(直接「顧客CODE」を書き換えてもOK)。
さらに「顧客CODE」から「登録日」までタイトルだけを全て選択した状態で、上部のバーの「書式」から「右寄せ」を選びます。 見栄えをよくするためです。
さらに テキストボックスの長さを、それぞれに応じた長さに調整します。
あとから変更は自由にできますので、おおよそでOKです。

次に各テキストボックスのプロパティシートの最上段の「名前」には「テキスト1」~「テキスト・・」などと書かれています。これらは後々の手間を考えますとそれぞれを「T1」「T2」「T3」・・・「T10」に変更します。

もう少しです。
「デザイン」から「コントロール」へいき「ボタン」を選択します。
フォーム画面でマウスの左クリックをしたまま、適当に四角(ボタン)を描きます。
ボタンウィザードが出ればキャンセルしてください。

このボタンを右クリックし、「コピー(C)」を選択。さらに右クリックし、貼り付けを2回行い、合計3個のボタンを横に並べます。

左ボタンのプロパティシートの名前と表題を次のように書き換えます。
名前:Cmd1
表題:保 存

2番目のボタンは
名前:Cmd2
表題:クリア

3番目のボタンは
名前:Cmd3
表題:Main Menu

としてください。

Cmdはコマンドを略したものですが、自分で自由に決めてかまいません。
番号は1・2・3としてください。
たとえば A1・A2・A3 としても BT1・BT2・BT3 としても自由です。
次に各テキストボックスへ入力する文字が全角なのか半角なのか、あらかじめ設定しておきます。
入力のたびに文字サイズの切り替えを行うのは、めんどくさいですから。

「顧客CODE」のテキストボックスを選択します。
プロパティシートの「その他」のタブをクリックします。
「IME 入力モード」で「オフ」を選択します。

以下次のように設定します。
氏名 ➧ ひらがな
ふりがな ➧ ひらがな
郵便番号 ➧ オフ
都道府県 ➧ ひらがな
住所1 ➧ ひらがな
住所2 ➧ ひらがな
電話1 ➧ オフ
電話2 ➧ オフ
登録日 ➧ オフ

ここまでできれば、ひとまずこのフォームを保存します。
上部の「フォーム1」を右クリックしてください。
「上書き保存(S)」を選択します。

フォーム名を「FM_新規顧客の登録」と入力しOKを押しますと、このフォームが保存されます。
いよいよ次回からこの各コントロールにデータを書き込むVBAに入ります。